月経カップの使い方、のその前に
月経カップは「膣の中で経血を溜めて使う」と言うことを話すと、「膣にそんなものが入るの?」「膣に挿入?そんな怖いことできない!」と言われることがよくあります。月経カップに関わらず、自分の膣を触るのが怖い!と言う人は、そこそこ多いようです。自分の身体は自分のものです。ちゃんと見て、触って、知ること、「自分がいちばん良く知っている」ことが「大切にする」ということです。生理も膣も同じことだと思うのです。
まずは深呼吸をして身体の力を抜きます。足を肩幅より開いて立ちます。
カップをそのまま入れると滑りが悪く、怖い思いをしますので、初めに水で軽く洗って多くと良いです。
濡れたままのカップをたたんで膣にグニッと入れます。カップは中で開きますので、そのまま回すようにして奥へ押し入れます。入り口を通過すればおりものの滑りが手伝ってくれます。いちばん奥まで入れたら、ぐるりと回して安定させます。
スクーンカップの使い方の動画がありますのでご参考ください↓
慣れないうちはお風呂でしゃがんでやると良いです。足をしっかり開いて入れると楽に入ります。
あとはとにかく力を抜くこと。力が入るととんでもなくカップが入りにくくなりますので要注意です。
カップの取り替えのタイミング
「カップがいっぱいになったことが、どうやったらわかるの?」
これは、使っているとわかりますが、「ゴボッ」という感触があります。カップの縁から経血があふれる感触です。この感触があったら、早めにトイレに行き、カップを引き出し、トイレに中身をこぼして洗い、もう一度挿入して完了です。お風呂場で取り替えができると、汚れても流せば良い、洗えば良いので楽ちんです。
■慣れないうちのコツ
「漏れたらどうするの?」→ナプキン併用
使い初めの慣れるまでは、ナプキンを併用するのがお勧めです。ナプキンを併用して、カップが満杯になるまでの時間を計ってみると良いかと思います。外出時など今後の取り替えのタイミングが掴みやすくなります。
慣れるまでは自宅で
また、慣れないうちはちゃんと入れたつもりでも、斜めに入ってしまっていて違和感がある、こぼれる、などもあります。違和感、異物感があると言うことは、ちゃんと入っていないと言うことです。入れ直しが頻繁になることが多いので、自宅にいる休日に使い始めるのがお勧めです。
慣れないうちは、汚れてもお風呂がありますし、着替えもできる自宅で慣らすのがお勧めです。リラックスして使い始めるのが良いでしょう。
取り出せなくなったら?
カップが取り出せない!と言うことは、慣れないうちによく起こるようです。慣れないせいで取り替えのときに力が入ってしまい、カップが出てこない。出てこないから焦ってしまって更に力が入る・・・と言うことが多いようです。
まずは深呼吸。取れなくなってもいざと言うときは婦人科と言う強い見方があります。ナプキンを当てて病院に行けば良いのです。そう考えて緊張をほぐし、力を抜いてみてください。力が抜けたらカップも取り出せます。